2009年1月2日金曜日

VAIO Type Pを真剣に考えてみる。

Engadgetにて、リーク画像のほかにキーボードの写真まで
公開されているVAIO New MobileことType P(仮称)ですが、
これまでに分かっていることから、この新製品が「買い」なのか
真剣に考えてみようと思います。

まず、CPUがIntel 1.33GHzというのが引っかかります。
どう考えてもAtomです。本当に(ry
その上でOSがVistaと、かなりの不安材料がのっけから
登場です。
AtomプロセッサにVistaは荷が重いというのは、今では
常識的な事実です。もし機会があるなら、Willcom D4が
操作感としては近いものになると思いますので、店頭で
確かめてみるといいと思います。

次に気になるのは8インチにして1,600x768という超高精細な
ディスプレイです。もちろん1,600という数字は、Vistaの
サイドバーの表示域を確保するために必要なものだとは思い
ますが、さすがに1文字の大きさは限界を超えそうな勢いです。
さらに解像度が高いと言うことは、描画に対してシステムが
受ける負担が増えるということですから、非力なCPUがさらに
危機に曝されることが考えられます。

ストレージは60GBのHDDか128GBのSSDです。これは特に
考えることはなさそうです。

そして気になる値段ですが、残念ながらType Pはいわゆる
ULCPCの範疇に収まらないようです。
現存するネットブックのスペックが横一列なのは、低価格で
プロセッサとOSを供給してもらうためのガイドラインがある
からです。Type Pはそのガイドラインを大きく逸脱しています。
電池の持ちを重視した、可搬性のあるネット端末としての
「ソニー流ネットブック」と考えたほうがよさそうです。
まぁ、60GHzのHDDモデルが8万円台ならば御の字でしょう。

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